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花祭壇
2014/11/07 葬儀心配していた台風20号も
温帯低気圧に変わり
少し安心はしておりますが
週末からは雨模様が続くようですね
さて
昨今の葬儀形態は
花祭壇が多く
昔からの葬儀の形である
白木祭壇は
あまり見る機会が
なくなったと思います
葬儀業界も近代化により
白木祭壇から花祭壇へと
以降してはおりますが
葬儀の歴史を見てみますと
白木祭壇より
花祭壇の方が
古い歴史が残っております
現在人類の祖先ではないとされている
ネアンデルタール人ですが
同じ人類ではあります
実はこの頃から
人類だけが
“死”を意識し始め
死者を悼み
死者を祀るようになったそうです
約60年前に
イラク・イラン・トルコの3カ国が交わる
山岳地帯にて
大量のネアンデルタール人の
遺骨が発見され
人骨の化石と共に
数種類の植物の化石が見つかったそうです
これにより
およそ5万年前より
死者に花を供える風習が
あったと考えられております
また
人類最古の埋葬事例が発見されている
オーストラリアのムンゴ遺跡では
人骨の化石と共に
顔料の痕跡
現代でいう“死化粧”の
痕跡が見つかっております
逆に
白木祭壇の歴史は
日本のみであり
また歴史も浅く
近年の葬儀は
本来の形に戻ったと
考えられるのではないでしょうか
大切な人への最後の別れを
故人様の大好きだった
たくさんのお花でお見送りしたい
そんなお客様のご要望に出来る限り努めるよう
大白社では低価格な花祭壇を
また色とりどりの花祭壇を
多数取り揃え
親身になって
ご相談に乗らさせて頂きます
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御嶽山
2014/10/23 葬儀寒い日が続き
たまの暖かい日が
逆に
身にしみる季節ではありますが
いかがお過ごしでしょうか?
先日起きました
御嶽山での悲劇は
いまだ記憶に鮮明に
残っているところでございますが
先日
弊社にて山の事故者の方の葬儀を執り行いました
御嶽山かと思い
伺ってみると
違う山での事故によるものでした
富士山も世界遺産に登録され
近年
山への登山者が増加傾向にあるこの頃です
突然の災害対策ももちろんですが
登山での事故には充分注意して
安全な登山・下山を
願うばかりです
ちなみに突然噴火は100年に1%の確率と
先日のニュースで拝見しました
御嶽山でお亡くなりになられた方々の
ご冥福を心よりご祈念申し上げます
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忌中と喪中2
2014/05/13 葬儀おはようございます。
先程、関東で地震が発生しましたね。
このところ多いので、少し心配です。
さて先日、忌中と喪中について若干触れさせて頂きました。
今回はその続きです。
①関係によってかわる喪中期間についてです。
以下、ご参照くださいませ。
続柄 忌中期間 服喪期間
父母 50日 13カ月
養父母 30日 150日
夫 50日 13カ月
妻 20日 90日
嫡子(息子) 20日 90日
その他の子(娘) 10日 90日
養子 10日 30日
兄弟姉妹 20日 90日
祖父母(父方) 30日 150日
祖父母(母方) 30日 90日
おじ・おば 20日 90日
夫の父母 30日 150日
妻の父母 なし なし
曾祖父母 20日 90日②喪中はがきについて
配偶者・父母・子供等の1親等が亡くなった時にお出しします。
また、祖父母・兄妹姉妹・孫等の2親等でも同居している場合はお出しします。また、仕事とプライベートは別ですので、友人へは喪中はがき。
会社関係へは年賀状と使い分けされる方も多いです。例えば、家族経営の自営業の場合、会社には喪中はないので
上記と同様にお考え頂いても差し支えございません。以上、一般的なケースですが
喪中に明確な定義はございません。
皆様でよく話し合い
基本的な事を根本にケースバイケースで
対応されるのが望ましいと思います。
故人様を偲ぶ気持ちが
重荷にならないよう
最善の方法で
取り組んで頂ければ
故人様もお喜びになられると思います。
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忌中と喪中
2014/01/29 葬儀ご無沙汰しておりました、ブログの再開です。
今年初となります。
今年こそは定期的にブログして参りたいとと思っております。
さて、お題の件
先日ある先輩にご助言頂きまして掲載することに致しました。
まずは忌中と喪中の違いについて
忌中・・・自分が忌むべき期間であり、自宅に謹慎し世間に対しても諸事慎む
ことをいいます。
これは元来、死は穢れ(けがれ)として言われており、お祝いの場等へ
(穢れを)持ち込まない、殺生(肉魚を控える)、またお酒を控える等
をして過ごさなければいけないとされていました。喪中・・・喪に服すという意味で、本来では喪服を着る期間でした。
故人様のご冥福を祈り、慎ましく生活を送ります。
悲しみの中におりますが、喪服を着て生活し、悲しみを乗り越え
平常の生活に戻していく期間でもあると言われております。簡単ですが
上記の風習が
古くは奈良時代からの法令からきたものであり
昭和初期まで続いておりました。
ちなみに江戸時代に神仏習合されたことにより
本来神式の考えであった『死は穢れ』という概念が仏教にも合わさり
慣習として浸透されておりました。
また、キリスト教、浄土真宗・真宗は『死は穢れではない』
という捉え方ですが
古くからの慣習により、忌中・喪中の習わしを行っている方が多くおります。
現在でいうと
忌中は社交的な場は避ける期間。
喪中はおめでたいことや、お祝い事等を避けるべき期間。
ととらえると簡単ではないかと思います。
但し、元から決まっていた親戚の結婚式等どうすれば
という方が多くいられると思いますが
あくまでも風習から出来た期間であり一つの目安です。
出席したからといって
法に触れる訳ではありませんし
冒涜行為になることも決してりあません。
ご親族間のお話合いも重要になってくるかと思いますが
大事な事は遺族の方々が故人様への想いがどうかという点だと思いますので
故人様への感謝・悲しみを忘れないことが1番かと思います。
先祖代々より受け継がれた慣習を大切にしながら
大事な事を忘れずに
過ごして頂きたいと思う今日この頃でありました。
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